日本の神さま・神話

アメノコヤネ(天児屋命・天児屋根命)

アメノコヤネとは、神話の中でアマテラスが閉じこもった岩屋の前で美しい祝詞(のりと)をよんだ神様。

中臣鎌足の祖神でもあり、のちに藤原氏の氏神様として信仰されたことから「出世の神様」としても知られています。

アメノコヤネはどんな神様?

天戸岩神話では、太陽神であるアマテラスが岩屋に閉じこもってしまったため、世界が真っ暗になってしまうエピソードがあります。

世界が暗闇になって困った神様たちは、岩屋の前で祭りを行い、アマテラスを誘き出そうと考えます。

アメノコヤネは、そこで美しい祝詞をよみ、アマテラスを大いに喜ばせました。

アメノコヤネ
アメノコヤネ
あなたほど美しい人はこの世界にはいません。あなたほど偉大な神もこの世界にはいません。
アマテラス
アマテラス
ドキッ!そんなこと今まで言われたことないわ!

アメノコヤネがアマテラスを褒めまくるので、アマテラスはご機嫌になりました。

この時によんだ祝詞が、いまでいう言霊(ことだま)のルーツといわれています。

出世・学業の神様

のちにアメノコヤネは、藤原氏の氏神様として信仰されるようになります。

平安時代は貴族政治の全盛期で、藤原氏が絶大な権力をもっていました。

その中でも最も権勢をふるったのは、藤原道長です。

藤原道長はもともと出世には縁遠い人生を歩むはずの人物でしたが、様々なチャンスが舞い込み、どんどん出世を果たすエピソードの持ち主。

そんな藤原道長の出世運にあやかって、アメノコヤネはいつしか出世の神様として人気になりました。

アメノコヤネの別の名前

  • 天児屋命(あめのこやねのみこと)
  • 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
  • 中臣神(なかとみのかみ)
  • 天之子八根命(あめのこやねのみこと)