アメノウズメとは、日本の芸能の神様として多くの神社に祀られている神様です。
アマテラスを岩屋から出すために熱狂的なダンスを披露したことから、日本で初めてのダンサーとも。
この時のアメノウズメの踊りは、現在でも行われている、神前で舞を捧げる神楽(かぐら)の始まりと考えられています。
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アメノウズメはどんな神様?
日本神話の中の一つに、アマテラスが岩屋に閉じこもってしまったことで、世界が真っ暗になってしまう「天岩戸神話」というエピソードがあります。
天戸岩神話では世界に太陽を取り戻そうとする、神々の奮闘ぶりが描かれています。
アメノウズメはアマテラスを外に出すために、岩屋の前で祭りを行い、そこで踊った神様です。
アメノウズメ
あたしのスーパーダンスで誘い出して見せるわ!!
アメノウズメは伏せた桶の上に乗り、衣がはだけて肌があらわになるのもかまわず、激しく踊り続けました。
すると周りの神様たちのテンションMAXになり、岩屋の前では大きな歓声が沸き起こりました。
アマテラス
なんだか外が騒がしいわ・・・どうしたのかしら?
岩屋に閉じこもっていたアマテラスは外の様子が気になり、戸の隙間からのぞきこみました。
その時、タヂカラオという天上界で最も手の力が強い神様がアマテラスの腕を取り、外へ導いたのでした。
こうして世界に光が戻り、アメノウズメは踊りで世界のピンチを救った神様としても知られています。
趣味・芸能・芸術の神様
このエピソードの中で披露したアメノウズメの踊りは、現在の神楽(かぐら)の始まりといわれています。
神楽は神の宿る場所「神座」の語源といわれていますが、その意味は神様をもてなすために神座で踊りを捧げることです。
このアメノウズメの踊りから派生して、日本の様々な芸能が生まれたと考えられています。
そのため日本芸能の神様として、日本中で篤く信仰されている神様です。
アメノウズメの別称
- 天宇受賣命(あめのうずめのみこと)
- 天鈿女命(あめのうずめのみこと)
- 宮比神(みやびのかみ)
- 大宮能売命(おほみやのめのみこと)
- おたふく
- おかめ
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