慈眼寺(じげんじ)は、1300年の歴史を持つ吉野・金峯山寺で創建以来2人目となる「大峯千日回峰行」を成し遂げた、塩沼亮潤大阿闍梨が住職を務めるお寺です。
塩沼亮潤阿闍梨は、1日48キロの険しい山道を歩く「大峯千日回峰行」と、9日間飲まず・食べず・寝ず・横にならずの「四無行」を達成した、もはや人間を越えてしまった凄い人。
その偉業はメディアでも度々取り上げられ、彼の護摩祈祷と法話を受けようと、遠方からも多くの人が訪れることでも有名です。
慈眼寺の住職・塩沼亮潤さんってどんな人?
塩沼亮潤大阿闍梨こと塩沼亮潤さんは、往復48キロの厳しい山道を1000日間、1日も休まず歩き続ける「大峯千日回峰行」という、最も厳しい荒行を成し遂げた人物です。
※塩沼亮潤さんは位の高い僧が得られる(もはや生き仏レベル)「大阿闍梨(あじゃり)」の称号を得ているので、塩沼亮潤大阿闍梨と呼ばれています。
これは修験道発祥の地、奈良県・金峯山寺において歴史上2人目となる快挙。
金峯山寺で最も厳しい修行である「大峯千日回峰行」は、例え病にかかっても、怪我をしても、嵐がきても、どんなことがあっても途中で修業をやめる事は決して許されず、断念・失敗すれば切腹か首をくくるという掟がある、まさに想像を絶する修行です。
塩沼亮潤さんは9年の歳月をかけ、48,000キロを歩き続けました。
さらに、「四無行」という修行も成し遂げます。
「四無行」は別名「浄斎の儀」といい、9日間飲まず・食わず・寝ず・横にならず(立ったまま)を行う、こちらも荒行中の荒行。
生きて修行を終える確率は50%といわれ、3日目には自らの体から死臭がしてくるんだとか・・・。
さらに「八千枚大護摩供」といって、100日間のあいだ五穀(米・大麦・小麦・小豆・大豆)と塩を断ち、その後24時間昼夜問わずに飲まず・食わず・寝ず・横にならず、八千枚の護摩を焚き続ける修行まで達成している、塩沼亮潤大阿闍梨。
まさに人間を越えた、超人です。
護摩祈祷と節分祭
慈眼寺では毎月2回(第1・第3日曜日)午後1時から、塩沼亮潤大阿闍梨による「護摩祈祷」と「法話」が行われています。(護摩祈祷は1月1日~3日にも開催)
また、毎年2月3日の節分祭では「福はうち、鬼もうち」の何とも珍しい掛け声で、全国から追い払われた鬼をあえて招き入れ、蔵王大権現の法力によって改心させるという、非常に面白い豆まきが行われています。
慈眼寺の御朱印
- 受付時間8:00~17:30(予告なしに変更あり)
- 御朱印代300円
- 直書きしていただけます
- オリジナル御朱印帳はありません
慈眼寺へのアクセス
- TEL:022-399-5333
- 所在地:宮城県仙台市太白区秋保町馬場滝原89-2
参拝可能時間
- 8:00~17:30(予告なしに変更あり)
駐車場
- あり(無料)