三瀧山不動院(みたきさんふどういん)は、仙台市中心部の商店街の中にあるお寺です。
開運、家内安全、商売繁盛が祈願される寺院で、開運を呼ぶ福の神「仙台四郎」を祀っていることでも有名です。
仙台四郎のお寺、アーケード内にある珍しい寺院ということもあって、仙台観光の定番にもなっています。
三瀧山不動院はどんなお寺?
三瀧山不動院は、仙台市民から通称「みたきさん」と呼ばれ親しまれている、真言宗智山派の加持祈祷の寺院(病気や災難などをはらう祈祷専門のお寺)です。
仙台市中心部にあるクリスロード商店街の中央に鎮座し、願えば叶う祈願の寺として古くから信仰をあつめています。
本尊は眼の守護仏でもある「大日大聖不動明」で、そのため現在も眼病平癒を願う人々が絶えず訪れることでも知られています。
福の神・仙台四郎とは?
三瀧山不動院は福の神「仙台四郎」を祀る寺院としても有名です。
「仙台四郎」は江戸時代末期から、明治35年頃に仙台に実在した人物で、生きながらにして福の神になった男性です。
知的障害があり、ほとんど話すことが出来なかったといわれていますが、何故か四郎がぶらりと入った店は必ず繁盛し、また四郎が抱く子どもは丈夫に育ったことから、仙台の人気者になりました。
いつしか福の神として人々に愛されるようになり、仙台では今でも四郎のご利益にあやかりたいと、四郎の写真や置物を飾るお店がたくさんあります。
三瀧山不動院で仙台四郎を祀る様になったのは、平成になってから。
もともとはバブル崩壊のあおりを受け、不況に陥った仙台市内の店主たちが、どうにか立て直したいと商売繁盛の神・仙台四郎の像を作ったそうです。
その後、いつでも拝みに来られるようにと、仙台四郎像は三瀧山不動院に安置されました。
以降、三瀧山不動院は商売繁盛のシンボルとして親しまれています。
ちなみに寺の仲見世小路では、仙台四郎のグッズも販売されており、縁起物として人気があります。
三瀧山不動院の御朱印
- 受付時間10:00~18:00
- 御朱印代300円
- 書置きのみ
- オリジナル御朱印帳はありません
三瀧山不動院へのアクセス
- TEL:022-221-3056
- 所在地:宮城県仙台市青葉区中央2-5-7(クリスロード商店街)
- 交通:JR仙台駅より徒歩約10分
参拝可能時間
- 参拝のみ終日可能
- 仲見世・御朱印受付時間は10:00~18:00
駐車場
- なし(周辺に有料パーキングあり)