御朱印めぐりコース

【宮城県・名取市】名取熊野三社めぐり

名取熊野三社めぐりとは、宮城県名取市にある熊野本宮社熊野神社熊野那智神社の三社をめぐるお参り方法です。

東北にいながら世界遺産で有名な『熊野三山詣』をミニ体験することができ、密かに人気を集めています。

名取市でよみがえりの聖地・熊野三社詣をしながら、あわせて御朱印めぐりも楽しむ事ができますよ!

そもそも熊野詣とは?

左から熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社

そもそも「熊野三山詣」とは、紀伊半島の南部・熊野にある、熊野本宮大社熊野速玉大社熊野那智大社の熊野三山を参詣することをいいます。

熊野はいにしえより「よみがえりの聖地」と呼ばれるパワースポット。

その歴史は古く、平安時代から信仰の続く巡礼地として、世界遺産にも登録されています。

神道、修験道、仏教を習合した熊野では、いつしか紀伊半島の山々が「死後の世界」とイメージされるようになり、「生きながらにして新たに蘇る場所」として信じられてきました。

ふくれん
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新たに生まれかわることが出来る人気エリア!

名取の熊野三社と名取老女

世界遺産・熊野古道

ではなぜ、世界遺産の熊野三社が宮城県名取市にあるんでしょうか?

実は熊野三社から神様を招いて祀った神社は、名取市以外にも各地にたくさん存在しています。

交通網が発達していない当時、人々が熊野三山へ参詣する術は徒歩のみ。

またその道中も大変険しく、費用もかかるため、遠くまで旅に出る事は大変な困難でした。

そのため熊野三山に参詣するのが難しくとも、熊野の神をお参りしたい!と願う人々の手によって、日本中いたるところに熊野の神様が祀られているんです。

名取市に熊野三社があるのも、信心深い女性が熊野の神々を祀ったことがきっかけでした。

名取老女の伝説

平安時代の末期、今の名取に熊野の神々をあつく信仰する女性がいました。

若い頃はしばしば、紀州の熊野三社まで参詣していましたが、年老いてからは長旅に耐えることが出来ず、小さなお社を建てて毎日欠かさずお参りをしていたそうな。

そんな彼女の元にある日、熊野の神のお告げを受けたという山伏が訪ねてきました。

山伏がいうには、夢の中に神が現れ「奥州へ行くなら名取の老女を訪ねなさい。彼女は信心深く、若い時はよく参詣してくれた。年老いて参詣できなくなった今も、毎日欠かさず拝んでくれることは、とても感心なことだ。」と告げられたというのです。

女性はその言葉に感激し、名取に熊野の神々をお祀りし熊野三社を創建した、という伝説が伝わっています。※諸説あり

ちなみに名取の熊野三社は、仙台湾を熊野灘、名取川を熊野川、高舘丘陵を熊野連山に見立て、忠実に紀伊の熊野三山を再現しています。

三社の建っている方角や、地理的な条件も近い形で社殿が配置されているのは、全国でも名取の熊野三社だけなんだとか。

ふくれん
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そのため本家の熊野三山を疑似体験できると、知る人ぞ知るパワースポット!

名取の熊野三社めぐりコース

  1. 熊野本宮社
  2. 熊野神社
  3. 熊野那智神社

この三社をめぐりながら再生と浄化の旅に出つつ、あわせて御朱印集めも楽しむことが出来ます。

紀伊の熊野三山では、熊野本宮大社→熊野速玉大社→熊野那智大社の順で参詣するのが一般的。

そのため名取の熊野詣でも、同じ順に巡礼の旅をスタートしてみましょう!

熊野本宮社

まずは名取熊野三社の一つ、熊野本宮社(くまのほんぐうしゃ)から参詣をします。

熊野本宮社は「名取熊野三社」の一社として、保安元年(1120)に創建された神社です。

本家の熊野参詣だと、厳しい道のりを乗り越え、最初に足を踏み入れる巡礼地。

交通安全、大漁満足、家庭円満、夫婦和合、長寿のご利益があるそうで、本家・熊野三山では神が最初に降り立ったパワースポットでもあります。

御朱印は書置きで、初穂料300円でした。

ちなみに本家・熊野本宮大社の聖地「大斎原(おおゆのはら)」を模した川もありましたよ。

熊野本宮社の詳細情報

宮城県名取市高舘熊野堂五反田34
022-386-2353

熊野神社

続いて熊野神社(くまのじんじゃ)をお参りしましょう。

熊野神社は保安4年(1123)、「熊野新宮社」として創建された神社です。(※紀伊の熊野速玉大社は、通称「新宮」とも呼ばれています。)

熊野神社は、かつて東北の熊野信仰の中心地として大きな規模を誇る寺社でした。

伊達家とも深い結びつきを持つ格式ある神社で、本殿は江戸時代初期頃に建てられた貴重な建造物として、宮城県の指定文化財になっています。

そんな熊野神社は、縁結び・夫婦の神様が祀られているため、縁結びのご利益があるとされています。

ちなみに名取熊野三社のなかで中心的存在だったため、のちに「熊野神社」と改称しました。

宮司さんがいれば書置きで、不在であれば書置き(無人)の御朱印をいただくことが出来ます。

初穂料は300円でした。

熊野神社の詳細情報

宮城県名取市熊野堂字岩口上51
022-386-8838

熊野那智神社

最後に参詣するのは、熊野那智神社(くまのなちじんじゃ)です。

熊野那智神社に祀られている神様は、日本で初めて夫婦になった神様・イザナギとイザナミです。

この2柱は縁結びの神様として知られ、恋愛以外にも、友人や家族、仕事や商売のご縁など、様々な縁結びをしてくれる神様。

そのため熊野那智神社には、良縁を祈願する参拝者が多く訪れます。

高舘山の山頂に鎮座する境内からは、名取平野と太平洋を望むことができ、ちょっとしたビューポイントとしても人気。

毎月1回「那智てづくりマルシェ」も開催され、参拝以外にも楽しめる神社です。

初穂料は300円で、熊野那智神社にはオリジナルの御朱印帳もあります。

本家の熊野那智大社のご神体は滝ですが、名取の熊野那智神社にも小さな滝があり、この立地や景観も熊野の那智山にとても似ているので、より本家・熊野気分を堪能できます。

熊野那智神社の詳細情報

宮城県名取市高舘吉田字舘山8
022-765-8217

東北でも有数のパワースポット

熊野詣ブームははるか昔、平安時代の上皇たちにより起きました。

やがて熊野信仰は庶民にも広がり、何世紀にもわたり人々を引きつけ、「よみがえりの聖地」として信仰され続けています。

また熊野は神道、修験道、仏教など、様々な信仰を習合した世界にも類を見ない巡礼地。

そんな熊野三山を模した名取・熊野三社は、大自然と熊野の神々が集まるパワースポットとして人気が高まりつつあります。

ふくれん
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いにしえより人々を虜にした霊山で「新たに生まれ変わる」ために、東北の地で巡礼の旅にでてみてはいかがでしょうか?