シオツチは、日本神話に登場する海の神様です。
海路の神・製塩の神として日本各地で祀られています。
また、様々な知識を持つ神様で、神話の中では登場人物に知恵を授けたり、進むべき道を示す行動を取っていることから、先導者としての役割を持つ神様だと考えられています。
ピンチや困難にあった時、進むべき道を良い方向へ示してくれる「導きの神様」です。
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どんな神様?
シオツチはたびたび神話に登場する神様ですが、その由来はよくわかっていません。
もともと日本にいた神様、「国津神」だと考えられています。
シオツチは天上の神々が地上に降り立つ前から、古くから日本で信仰されてきた神様です。
道しるべ・導きの神
シオツチは神話の中で、登場人物の今後に左右する大事な場面にいつも現れ、彼らのピンチを助けるアドバイザーのような神様です。
例えば「海幸彦と山幸彦」という神話の中では、大事な釣り針を失くし途方に暮れるホオリ(山幸彦)に、その後の解決策をアドバイスしています。
また日本建国の物語「神武東征」にも登場し、「東によき国がある」と勧めたもシオツチです。
このように、私たちが進むべき道を照らしてくれる神様がシオツチです。
製塩の神
全国にあるシオツチを祀る神社の総本社は、宮城県塩竃市にある鹽竈神社です。
鹽竈神社の社伝では、シオツチがこの地の人々に製塩方法を教えたとされています。
昔から大陸を海で囲まれた日本人にとって、海は生活に欠かせないものでした。
シオツチは海に関するたくさんの情報を持っており、海のそばで生活する人々にとって、生きるための知恵を授けてくれる、頼りがいのある神様だったのかもしれません。
鹽竈神社(宮城県塩竈市)宮城県塩竈市「鹽竈神社」の詳細情報・御朱印・御朱印帳・受付時間・アクセスについてまとめています。...
シオツチのご利益は?
- 海上・航海安全
- 大漁・商売繁盛
- 縁結び
- 安産
- 開運
シオツチの別称
- 塩椎神(しおつちのかみ)
- 塩土老翁(しおつちのおじ)
- 塩筒老翁(しおつちのおじ)
- 鹽土老翁神(しおつちおじのかみ)
- 事勝国勝長狭神(ことかつくにかつながさ)
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