月の神様である、ツクヨミ。
日本の国土をつくったイザナギを父に持ち、「三貴子」と呼ばれる最も尊い神の1人です。
日本の神々の中でも重要なポジションにいる神様ですが、実は謎がとても多いのがツクヨミ。
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生活に欠かせない暦の神様
日本の神話にはほとんど登場せず、その性別さえも不明。まさにミステリアスです。
姉・アマテラスと弟・スサノオがカリスマ的な存在の一方で、姉弟で最も影が薄い神様です。
神話の中に登場することが少ないため、由来や詳細については不明確ですが、「月を読む」との名前通りから月の満ち欠けを司る神様だという説が有力です。
古来日本では、月の満ち欠けによって暦(今でいうカレンダー)をつくり、生活に役立てていました。
1年のサイクルを知ることで暦を農業へ活用したり、潮の満ち引きを予測し漁業を行ったりりと、生活する上で最も重要な意味を持っていました。
日本人の生活にとって欠かせない月を神格化し、神様として祀られたのがツクヨミです。
外灯や明かりがほとんど無い時代には暗闇を月明りで明るくし、人々を照らし続けました。
また、日本には月を愛でる文化があります。日本人は1日の終わり、季節の変わり目に月を見上げ、月を「お月さん」と親しみを込めて呼びました。
ツクヨミのご利益は?
- 海上安全
- 農業守護
- 五穀豊穣
- 諸願成就
ツクヨミの別称
- 月詠命(つきよみのみこと)
- 月読命(つくよみのみこと)
- 月夜見命(つきよみのみこと)
- 月讀命(つくよみのみこと)
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